【確認なしで飛ぶ言葉】ガラケーの時代が恋しいと思った瞬間

【送信ボタンの罠】ガラケーからスマホになって失った“ワンクッション”
いわゆる“ガラケー”の時代──。
メールを送るときや何か文章を送信する場面では、
「送信しますか? YES / NO」のような最終確認メッセージがあったのを覚えています。
この一呼吸の確認が、心理的な安心感につながっていました。
だからこそ、仕事でもプライベートでも、大きなミスをすることはなかったんです。
スマホになってからの“あっさり感”
それが、スマホの時代になってから一変。
送信ボタンをタップした瞬間に、スッと送られてしまう。
確認もなく、音もなく、物理ボタンもなく。
まさに、“触れただけ”で飛んでいくあの感覚に、
最初はかなり戸惑いました。
ミスが起きたのは「迷っている時」
特に、送るか迷っている文章を書いていて、
とりあえず下書きにしようと思っていたのに、
うっかり“送信”をタップ。
しかもスマホは戻れない。既に相手に届いてしまった……。
そんなミスを、何度か繰り返してしまいました。
発話と違い、“文章は残る”
話し言葉なら、「あ、ごめんごめん」と笑って済むことも、
文字にして送った言葉は、残る。そして、取り消しが効かないこともある。
この違いが、スマホ時代のコミュニケーションの難しさでもあるのだと実感しました。
教訓
送信ボタンの位置を、しっかり確認するようになった。
「タップすれば送れる」の便利さの裏には、
確認不足=即ミスというリスクも潜んでいます。
今では文章を作成する際、
送信ボタンの位置と状態を“目と指で確認”してから押すようにしています。
ガラケー時代のワンクッション。
あの慎重さ、今こそ取り戻したいですね。
心にメモしたいと思ったら