【味噌汁直撃】お客様の頭に熱々をこぼしてしまった話

【熱々の悲劇】お味噌汁をお客様の頭にこぼしたあの日
大学生の頃、私は観光地にある飲食店でアルバイトをしていました。
外国人のお客様も多く訪れる人気店で、看板メニューは「天丼+お味噌汁セット」。
しかし、この味噌汁の容器──やたらと蓋が外れやすいことで有名でした。
社員さんも「そろそろ容器変えなきゃ」と話していたくらい。
事件の予兆と大混雑
ある日、その日は特に大混雑。
待ち時間は2時間超、ホールもキッチンもパニック状態。
そんな中、新人スタッフがうっかりミスでお客様を怒らせてしまいました。
一番上の立場だった私は謝罪対応を任され、
そのお客様へのドリンクフォローや配膳を引き受けることに。
そして──まさかの悲劇
いよいよ料理の提供。
天丼と例の味噌汁セットを持って、お席へ向かいました。
その瞬間──
お客様の頭上で味噌汁の蓋が外れ、中身がドバッ。
熱々のお味噌汁を、お客様の頭に直接かけてしまったのです。
真っ青な私、そして必死の謝罪
目の前が真っ白になりました。
慌てて謝罪し、クリーニング代をお渡しして、
それでもお客様は怒ることなく「大丈夫だよ」と言ってくださいました。
教訓
どんなに忙しくても、危険なものほど、丁寧に扱う。
忙しい中でも「慌てない・焦らない・雑にしない」。
それ以来、私はこぼれやすい器ほど、ゆっくり・両手で・水平にを意識しています。
人生最大のやらかしを経て学んだ、「丁寧さはおもてなしの基本」です。
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