【味噌汁直撃】お客様の頭に熱々をこぼしてしまった話

カテゴリ:仕事|性別:女性|年代:20代| 投稿日:2025/05/13

【熱々の悲劇】お味噌汁をお客様の頭にこぼしたあの日

大学生の頃、私は観光地にある飲食店でアルバイトをしていました。

外国人のお客様も多く訪れる人気店で、看板メニューは「天丼+お味噌汁セット」。
しかし、この味噌汁の容器──やたらと蓋が外れやすいことで有名でした。

社員さんも「そろそろ容器変えなきゃ」と話していたくらい。

事件の予兆と大混雑

ある日、その日は特に大混雑。
待ち時間は2時間超、ホールもキッチンもパニック状態。

そんな中、新人スタッフがうっかりミスでお客様を怒らせてしまいました。

一番上の立場だった私は謝罪対応を任され、
そのお客様へのドリンクフォローや配膳を引き受けることに。

そして──まさかの悲劇

いよいよ料理の提供。
天丼と例の味噌汁セットを持って、お席へ向かいました。

その瞬間──

お客様の頭上で味噌汁の蓋が外れ、中身がドバッ。

熱々のお味噌汁を、お客様の頭に直接かけてしまったのです。

真っ青な私、そして必死の謝罪

目の前が真っ白になりました。

慌てて謝罪し、クリーニング代をお渡しして、
それでもお客様は怒ることなく「大丈夫だよ」と言ってくださいました。

教訓

どんなに忙しくても、危険なものほど、丁寧に扱う。

忙しい中でも「慌てない・焦らない・雑にしない」。
それ以来、私はこぼれやすい器ほど、ゆっくり・両手で・水平にを意識しています。

人生最大のやらかしを経て学んだ、「丁寧さはおもてなしの基本」です。